検査内容・項目の違い
静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック、院長の鈴木淳司です。
多くの方は、地域や職場で健康診断を受けたことがあると思います。
ただし健康診断は毎年受けているけれど、人間ドックは受けたことがないという方が多いのではないでしょうか。
人間ドックと健康診断との大きな違いは、法的義務があるかどうかです。
企業では、労働安全衛生法に基づき、年に一度の健康診断が義務付けられています。
その内容は、身体計測、血液検査、胸部レントゲン、尿検査などの一般健康診断です。
また、40歳~74歳の方に対しては、生活習慣病に予防・早期発見のため、特定健康診査(メタボ健診)があります。
一方、人間ドックは、健康診断だけでは発見されづらい病気の早期発見を目的に、個人の意思によって受けるものになります。
そのため、検査項目も多くなります。
一般健康診断の検査項目だけではなく、採血での腫瘍マーカー検査、胃カメラ・大腸カメラ、胸部X線、・腹部超音波、眼底検査、頭部MRI、マンモグラフィーなどの検査項目があります。
多くの場合、検査項目は検査を受ける方の希望で追加することが可能です。
料金・時間の違い
人間ドックの料金は、選んだメニューや受診した病院・クリニックの地域によっても異なりますが、料金の相場は、日帰りコースで3万円から7万円ほど、1泊2日コースで4万円から10万円ほどになります。
検査項目は施設によっても異なりますが、一般的に日帰りコースで、採血(腫瘍マーカー検査も含む)、胃カメラ・大腸カメラ、胸部X線、・腹部超音波、眼底検査、マンモグラフィーなど。
1泊2日コースは、日帰りコースの検査にプラスして、頭部MRI、血糖値、心電図の精密検査などです。
1泊2日コースは、料金も高くなりますが、ホテルなどに宿泊して豪華な食事が出たり、施設の中でもスイートルームのような設備の部屋に宿泊したりするところもあります。
人間ドックのついでに、心身ともにリフレッシュする場にすることもできます。
人間ドックの料金は比較的高額になるので、医療費控除の対象になるのではと思われる方もいますが、人間ドックは疾患の治療を伴うものではないので、医療費控除の対象外になります。
人間ドック後のアフターフォローの違い
人間ドックの結果、要受診や要再検査、要精密検査となる場合も少なくありません。
その場合は、できるだけ早くに受診したいところです。
しかし、どこの病院・クリニックに受診したらいいか分からない方も少なくありません。
健診センターや健康管理センターなど健診・人間ドックの窓口を設けている病院・クリニックであれば、検査結果を持って受診すれば、アドバイスが受けられます。
もしも精密検査の結果、重大な疾患が疑われる場合は専門病院を紹介してもらえるので、安心です。
また、生活習慣病の疑いがある場合は、食事や生活習慣に対するアドバイスを受けることもできます。
せっかく人間ドックを受けるのであれば、その後のアフターフォローを受けられる病院・クリニックで受けることをおすすめします。
まとめ
人間ドックは、30代になれば定期的に受けたいものですが、保険診療ではないためそれなりの費用がかかってしまいます。
ただし、費用をかけての自分の体のメンテナンスだと思えば、高いものではないのかもしれません。
しかしそうなると、費用対効果のよい人間ドックを受けたいはずです。
浜松市にある当院ATSUSHIメディカルクリニックは、検査項目も充実しているだけではなく、検診センターも併設されていますのでアフターフォローも可能です。
より充実した内容の人間ドックを希望されるなら、ぜひ当院ATSUSHIメディカルクリニックがおすすめです。