静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック、院長の鈴木淳司です。
子供はいつまで小児科での診察なの?
子供が胃もたれや胸やけなどの消化器症状を訴えることはあまり多くありません。
そのため、消化器内科と言えば大人が診察を受けるところというイメージされる方も多いでしょう。
ところが最近、生活習慣の影響によるものなのか、子供にも大人のような消化器症状を訴える子が増えてきました。ストレスなどによる腹痛や便秘・下痢など大人のような症状が見られることがあります。
そんなとき小児科ではなく、消化器内科を受診したほうがいいのではないかと悩みます。
では、子供はいつまで小児科で診察を受けたほうがいいのでしょうか。
一般的には、子供が小児科に受診するのは15歳までと言われています。
普通の風邪や体調不良の場合、高校卒業くらいまではお子さんの成育歴を知っているかかりつけの小児科で診察を受けるのが安心とも言われています。
ただ、体調不良の症状を自分でしっかりと話せるようになり、医師の説明も理解できるようになる中学生くらいからは小児科ではなく大人と同じように一般の内科に行く機会が増えてくるようです。
子供の腹痛、消化器内科じゃ診察は無理?
中学生以下の子供の発熱、腹痛などの体調不良の場合、小児科を受診するのが基本です。
しかし、小児科でなければ診察してもらえないといったわけではありません。
内科によっては「内科・小児科」と幅広い年齢層に対応して診察している病院・クリニックもあります。
そのような病院・クリニックであれば、自分の症状を話すことができ、嫌がることなく診察を受けられるのであれば、小学校低学年くらいから内科での診察も問題ないかと思います。
それでも事前に子供の診察が可能であるか確認してから診察に向かったほうが安心です。
では、消化器内科はどうでしょうか。
消化器内科は、胃や腸などの症状がある大人に対しての診察・治療をしています。
そのため、子供に対応していない場合が多いです。
子供の場合、いきなり腹痛などの症状があるからといって、消化器内科を受診するのはあまりおすすめできません。 小児科を受診して、検査などの必要があるとき、消化器内科を紹介されて受診することがほとんどです。
浜松市で腹痛のある子供も診察してもらえる消化器内科は?
多くの消化器内科では初診の子供の診察をしていないことが多いです。
浜松市には多くの消化器内科の病院・クリニックがありますが、やはり初診の子供の診察をしていないところがほとんどです。
診察できるのは主に、小児科からの紹介や電話で診察可能か確認があった場合です。
当院ATSUSHIメディカルクリニックでも同様で、小児科でできない検査などがある場合に、紹介されて受診するケースがほとんどです。
また、休日当番医も同様です。
やはり子供の腹痛などの消化器症状であっても、対応していないケースがほとんどです。
子供の消化器症状の場合は、感染症などの可能性もあるので、まずは小児科での診察をおすすめします。
まとめ
中学生以下の子供の診察は、基本的に小児科になります。
子供の成長に合わせて、だんだんと大人と同じ内科や消化器内科などと受診するようになっていきます。
大人と同じ診療科を受診できるかどうかの目安は、自分の症状を自分で話すことができる、嫌がらずに診察を受けられるかどうかです。
また、多くの消化器内科では子供に対応した検査や診察をできることは少ない状況です。
そのため、腹痛など消化器症状があったとしてもいきなり消化器内科に受診することはおすすめしません。
まずは電話などで子供だけど診察が可能かどうか確認してからの受診をおすすめします。