静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック、院長の鈴木淳司です。
人間ドックの検査結果はどれくらいでわかるものなの?
人間ドックを受けた後は、やはり検査結果が気になることでしょう。
自覚症状があったり、メタボリックシンドロームの自覚があったりするとなおさらです。
人間ドックでは、脳MRI、心電図、胃・大腸カメラ、採血、尿検査、レントゲン検査などさまざまな検査がおこなわれます。
それぞれの検査結果は早く出ても、検査結果が出揃うのに少し時間がかかります。
人間ドックの検査結果は2~3週間後に郵送で通知されるのが一般的です。
しかし、検査内容や混雑状況によっては1か月ほどかかることもあります。
また、日本人間ドック学会が定めた「機能評価認定施設」であれば、当日に検査結果の血液検査、尿検査など一部の説明がある場合もあります。
それでも受けた人間ドックの検査結果が揃うには時間がかかります。
また、検査に異常があり、緊急に治療や精密検査が必要な場合は、電話連絡があることもあります。
その場合は、緊急性を要する場合が少なくありません。
不安な気持ちになりますが、速やかに医療施設の指示に従って、対応して下さい。
人間ドックの検査結果の見方は?
人間ドックの検査結果の判定区分は医療施設によって異なる場合もありますが、A:異常なし、B:軽度以上、C:要再検査・生活改善、D:要精密検査・治療、E:治療中と表記されていることが多いです。
判定区分を確認したら、検査結果の数値が結果表に記載された基準範囲内がどうか確認します。
そして、判定区分を確認します。
A:異常なし、B:軽度異常であれば、現在のところ大きな問題はありません。
C:要再検査・生活改善、D:要精密検査・治療となっている場合は、自覚症状がなくても必ず再検査や精密検査を受けて下さい。
人間ドックで異常が発見された場合はどうしたらいいの?
人間ドックで異常が見つかった場合、がんなど命に関わる病気ではないかと不安になってしまうものです。
だからといって、病気を指摘されるのが怖いからとそのまま放置するのはもってのほかです。
人間ドックの目的の一つに病気の早期発見です。
早期に治療を開始すれば、完治したり、日常生活に支障のない状態で過ごしたりすることができる場合も多いです。
それにも関わらず、検査結果を放置しておくことで病気が進行してしまい、手の施しようがなくなってしまうこともあるくらいです。
せっかく人間ドックを受けたなら、必要な場合は再検査や精密検査を受けて下さい。
どこの医療機関で再検査や精密検査を受ければいいか分からない場合は、人間ドックを受けた施設に相談してみて下さい。
ATSUSHIメディカルクリニックには併設された市野健診センターがあります。
こちらで受けた人間ドックの再検査や精密検査はATSUSHIメディカルクリニックで受けることができます。
また、人間ドックで異常を指摘されたからといって、必ず治療が必要な病気であるというわけではありません。
再検査や精密検査を受ければ、その点もはっきりします。
気になる費用ですが、人間ドックは全額自費となってしまいますが、再検査や精密検査は保険適応となるので、多くの方は全額自費負担ではなく、3割負担になります。
まとめ
体のメンテナンスとして、定期的に人間ドックを受けている方も少なくありません。
せっかく受けた人間ドックなので、受けたことだけに満足せず、通知された検査結果も必ず確認して下さい。
人間ドックの目的の一つは、病気の早期発見です。
人間ドックの検査結果が出るまでしばらく時間がかかります。
自覚症状がなくても、病気が進行している場合もあります。届いた人間ドックの検査結果を確認せずに放置しておくと、気づかないうちに病気を進行させてしまうことになってしまうことがあります。
これでは、人間ドックを受けた意味がありません。
人間ドックは受けるだけではなく、検査結果まできちんと確認し、異常が見つかった場合は必ず再検査や精密検査を受けましょう。