女性だからこそ受けてほしい大腸カメラ
大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入して行われる検査です。
肛門から挿入されるので、どうしてもお尻を見せることになってしまいます。
多くの方がお尻を見られることに抵抗を感じる、検査のときに生理になってしまったらどうしようなど、女性特有の不安を抱えているのではないでしょうか。
また、検査前には大腸を空にする必要があるので、下剤を飲み、何度もトイレに行かなければならないことなど、大腸カメラ検査を受けることに恥ずかしさや抵抗を感じる女性は多くいらっしゃいます。
女性がなりやすい癌と言えば、乳がんや子宮がんを思い浮かべる方が多いとおもいますが、実際女性の癌による死亡原因の第1位は大腸がんです。
検査の恥ずかしさや抵抗感のためなのか、女性の大腸ガン検診や大腸カメラの受診率は、乳がん、子宮がん検診に比べると低くなっています。
しかし、検査を受けなかったことで大腸がんの早期発見のタイミングを逃してしまっているかもしれません。
恥ずかしさよりも大腸がん検診、その後必要があれば大腸カメラ検査を受けることが大切です。
大腸カメラ検査当日の服装
お尻を見せる検査となると、当日の服装が気になると思います。
例えば子宮がん検診のときは、スカートでストッキングを履かずに行くと、下着だけを脱げばスムーズに検査ができるということを知っている方は多いでしょう。
では、大腸カメラの場合はどうでしょうか。
大腸カメラの場合は、下半身は下着を脱いだ状態で、使い捨ての検査用ハーフパンツのみを着用します。
上半身は検査着に着替える場合もありますし、検査を受けるときに着用していた服のままという場合もあります。
いずれの場合でも検査着に着替えることが前提となっているので、ワンピースは避け、上下に分かれている服だと
心です。
下半身は下着を脱いで、検査用ハーフパンツとなりますが、上半身は下着を着用したままで問題ありません。
検査用ハーフパンツは、肛門部あたりに穴が開いているパンツになっています。
そのため、肛門以外の部位は隠れているので、お尻全体を見られるという心配はありません。
また、この検査用ハーフパンツには検査直前に着替えていただくので、ずっと穴の開いたパンツを履いているわけではありません。
これだけでも大腸カメラを受けるハードルは下がるのではないでしょうか。
大腸カメラ当日、女性ならではの悩み
大腸カメラ検査を受けるときにお尻や肛門が丸見えになってしまうのではないか、という心配は少し和らいだことでしょう。
しかし、ほかにも女性ならではの悩みがあります。
もしも、検査当日に生理になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
基本的には検査当日生理になっても、予定どおり検査ができます。
経血での汚れが気になる場合はタンポンを使用しても大丈夫です。
また、検査台は汚れてもいいように、常に使い捨てのシートが敷かれています。
万が一、経血で汚れてもシートを捨てるだけなので、何の問題もありません。
検査着や検査台を経血で汚してしまうかもしれないと心配なときは、検査前に看護師や医師に相談すると良いでしょう。
まとめ
大腸カメラ検査は検査前も大腸を空にするための処置が必須な上、肛門から内視鏡を挿入するために多少身体への負担が伴いますし、羞恥心もあると思います。
そのため、できることなら避けたい検査と考える方が少なくありません。
しかし、大腸がんは女性の死亡原因の1位の癌であることを考えると、羞恥心を乗り越えて、大腸カメラ検査を受けていただきたいです。
ATSUSHIメディカルクリニックでは、大腸カメラ検査の準備段階から終了まで、身体への負担と羞恥心に配慮し、できるだけリラックスした状態で検査が受けられるようにしています。
それでも心配なこと、気になることがあれば、遠慮なくご質問ください。
担当スタッフが分かりやすく説明いたします。