ブログ 大腸カメラ

便潜血陽性=がん?ではないけれど、検査が必要な理由

投稿日:2026年1月15日 更新日:

便潜血検査で「陽性」が出たとき、どうすればいい?

静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック、院長の鈴木淳司です。

健康診断で「便潜血陽性」と言われると、「もしかして大腸がんかもしれない」と不安になる方は少なくありません。
確かに便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つ大切な検査です。
しかし、陽性だからといって、すぐにがんと結びつける必要はありません。

この検査は、便の中に目に見えないほど微量な血液が混ざっていないかを調べるものです。出血の原因には、大腸がんのほかにも、痔、炎症性疾患、ポリープなど、比較的軽度のものが多く含まれます。

大切なのは、「陽性」という結果を受け止め、必要な次のステップに進むことです。
具体的には、再検査や精密検査としての大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けることが推奨されます。
たとえ自覚症状がなくても、「きっと大丈夫」と判断して放置してしまうと、病気の発見が遅れてしまうことがあります。

特に大腸がんは、初期段階では症状が出にくく、気づいたときには進行していたという例もあります。
だからこそ、便潜血陽性と結果が出たら、症状の有無にかかわらず、早めに医療機関で検査を受けることがとても大切です。

大腸カメラでしか見えない「出血の原因」

便潜血陽性と診断された際に行うべき検査が、大腸カメラです。
これは、肛門から細い内視鏡を挿入し、大腸全体の粘膜を直接観察する検査です。
カメラを通して、出血の原因や部位を正確に把握することができます。

出血の原因として考えられるのは、ポリープ、がん、潰瘍、炎症などさまざまですが、大腸カメラならその異常を目で見て確認できます。
特に注目すべきは「大腸ポリープ」です。
多くのポリープは良性ですが、中にはがん化するリスクのあるものも存在します。
大腸カメラ検査では、こうしたポリープをその場で切除できる場合もあり、検査と治療を同時に行えるのが大きな特徴です。

「内視鏡は苦しそう」「恥ずかしいから避けたい」と感じる方もいますが、最近は鎮静剤を使用してウトウトした状態で検査を受けられるクリニックが増えており、「思ったより楽だった」と感じる方も多いです。
当院でも、プライバシーに配慮した環境で、できるだけ快適に検査を受けていただけるよう努めています。

検査を受けるタイミングと、早期発見のメリット

「陽性」と聞くと、不安や恐怖が先に立ち、検査を後回しにしたくなる気持ちも理解できます。
しかし、検査のタイミングが遅れると、もし病気があった場合には進行してしまうリスクがあります。

大腸がんをはじめとする消化器系の病気は、早期に発見できれば治療の選択肢が広がり、身体的な負担も少なく済みます。
反対に、見つけるのが遅れると、入院や手術など大きな治療が必要になることもあります。

また、検査を受けた結果、何も異常がなければ、それだけで安心感が得られます。
不安なまま過ごすよりも、しっかり確認して「大丈夫」とわかることで、日常生活の質も高まります。

検査には前日の食事制限や下剤の服用といった準備が必要ですが、医療スタッフが丁寧にサポートしますので、心配は不要です。
検査後は少し休憩した後に帰宅可能で、日帰りで完結するケースがほとんどです。

まとめ

便潜血陽性という言葉には、大きな不安がつきまといます。
しかし、「陽性=がん」ではありません。
がん以外にも、痔やポリープ、炎症など多くの原因が考えられます。
重要なのは、検査結果を放置せず、必要な精密検査を早めに受けることです。

大腸カメラは、がんの早期発見だけでなく、予防の役割も果たします
「まだ大丈夫」と思っているうちに、病気が進行してしまうこともあります。
だからこそ、不安を感じたときには、検査という確かな方法で向き合うことが必要です。

「検査が怖い」「つらそう」といった声にも、私たちは寄り添い、少しでも安心して受けていただけるよう環境を整えています。
不安をひとりで抱えず、どんなことでも遠慮なくご相談ください。
あなたの健康を守るために、私たちがしっかりサポートします。

-ブログ, 大腸カメラ

Copyright© ATSUSHIメディカルクリニック , 2026 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.