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検診と診察の胃カメラ検査の違いはあるの?

投稿日:2025年2月5日 更新日:

検診の胃カメラ検査で行うことは?

胃カメラ検査は、口や鼻からカメラを挿入し、食道、胃、十二指腸に異常がないか観察していく検査です。
カメラで食道、胃、十二指腸をくまなく撮影し、検査中はモニターで状態を確認しながら検査を進めていきます。
この胃カメラ検査は、検診や人間ドックなどのほか、診察時の検査としておこなわれます。
検診では、胃がんの早期発見やポリープの有無、ピロリ菌の有無などを中心に観察していきます。
検診時では自覚症状のないことが多いポリープやピロリ菌が発見された場合、事前に承諾されていれば、胃カメラ検査中に切除、除菌することができます。
また、胃がんの疑いがある病変が発見された場合は、病理検査に回して詳しく調べることもあります。
このように検診の胃カメラ検査は異常の早期発見目的でおこなわれています。

胃カメラ検査を行う院長鈴木

診察時の胃カメラ検査で行うことは?

診察時の胃カメラ検査も、検診の胃カメラ検査とやることは基本的に同じです。
カメラを挿入し、食道、胃、十二指腸の順に検査を進めていきます。
診察時の胃カメラ検査は、腹痛や吐き気、胸やけなどの症状に伴っておこなわれます。
そのため、検査中は食道、胃、十二指腸をくまなく撮影し、状態を確認していきますが、
症状が出ていることによる病変の確認が重要になってきます。
検診時の胃カメラ検査よりも、より詳細に検査を進めていく感じになります。
がんかどうか疑わしい病変が発見された場合は、病理検査をおこないます。
ポリープやピロリ菌があることによって、腹部症状が起こることも多いので、
発見された場合は切除や除菌をおこなうこともあります。
このように診察時の胃カメラ検査は、腹部症状の原因を疑われる病変の確認、
ポリープ切除やピロリ菌除菌などの治療、以前に発見された病変の確認のためなどの目的でおこなわれます。

検診と診察の胃カメラ検査の違いは?

検診と診察の胃カメラ検査の流れには大きな違いがありません。
検査の目的に違いがあるだけです。
検査自体に大きな違いはありませんが、料金には差があります。
診察の場合、医療保険適応になるので費用は1割~3割負担で済みます。
一方、検診の場合は医療保険適応外になるので、全額自己負担となってしまいます。

検診も診察もいずれにせよ検査後のフォローは必要です。
浜松市中央区にある当院ATSUSHIメディカルクリニックは、クリニックに併設して市野健診センターがあります。
人間ドックなど市野健診センターで検診を受けた結果、もしも要再検査となった場合でも当院で再検査を受けることができます。

また、その後のフォローも一貫してATSUSHIメディカルクリニックで定期的におこなうことができます。
他の病院やクリニックでは、検診センターを併設している施設が多くないので、
改めて再検査の予約が必要となります。
その点、当院ATSUSHIメディカルクリニックでは、市野健診センターからの連絡もスムーズなので、
早く再検査を受けることができます。
検診と診察の胃カメラ検査には大きな違いはありませんが、検査は受けっぱなしにしておくのではなく、きちんと再検査などフォローすることが大切です。

まとめ

カメラを挿入し、食道、胃、十二指腸を直接観察する胃カメラ検査では、
検診と診察では準備や流れには大きな違いはありません。
健診では胃がん、ポリープなどの病変の早期発見することの意味合いが大きいです。
一方、診察での胃カメラ検査は、治療中や治療後の病変の経過観察を目的にしておこなわれることが多いです。

同じ胃カメラ検査であるものの、その目的には大きな違いがあります。
しかし、いずれの場合でも検査後の医師からの指示はきちんと守るよう心掛け、その後のフォローも忘れないようにして下さい。

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