内視鏡検査

内視鏡検査はなぜ必要?知っておきたいQ&A

投稿日:2020年12月27日 更新日:

静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック
市野検診センター(人間ドック)、院長の鈴木淳司です。

内視鏡検査は、体内の様子を直接カメラで見る検査方法です。
健康診断で再検査の指摘を受けたときなど病気の可能性があるときに利用する検査方法でもありますが、なぜ、このような検査が必要なのでしょうか。

はじめて内視鏡検査を受けることになったとき、事前に知っておいた方がいい情報についてまとめてみました。
ぜひ、ご覧ください。

診察の様子

内視鏡検査の目的

内視鏡検査の大きな目的といえば、なんといっても「早期発見早期治療」です。
当院では、主に胃内視鏡検査(胃カメラ)大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をおこなっています。
それぞれの目的について詳しく確認していきましょう。

胃内視鏡検査の目的

2016年には、厚生労働省の指針改定により、胃がんの検診としてバリウム以外に内視鏡検査を実施することが推奨されるようになりました。
これは、胃の内視鏡検査によって、胃がんの死亡率が減少すると認められたためです。

胃の粘膜を直接確認できる胃内視鏡検査は、まだ症状が現われていないような小さな病気も発見できるうえに疑いのある組織も検査中に採取できるので、確定診断にも使われます。
バリウム検査で異変が発見されたあとの精密検査としても有用です。

大腸内視鏡検査の目的

2018年にがんで死亡した人のうち、女性1位・男性3位の原因が大腸がんです。
(国立がんセンターのがん情報サービス「最新がん統計」より)

大腸がんは自覚症状が現われにくい病気ではありますが、早期発見・早期治療により治りやすくなることが知られています。
自覚症状のない初期段階で発見するためには、定期的な検査が必要です。
大腸内視鏡検査は早期がんの発見に有用で、ポリープなどの切除や組織の採取にも使われています。

内視鏡検査の方法

一般的な内視鏡検査では、口・鼻・肛門から内視鏡を挿入して胃や大腸を検査します。
局所麻酔薬や表面麻酔薬などを利用することもあります。
大腸検査時には、事前に排便するための下剤を使用します。

ただし、これらの方法は挿入時の息苦しさや排便準備の大変さなどから負担が大きくなりやすい方法であるといえます。

当院では、患者様の負担を軽減するために従来の鎮静法を見直しました。
胃カメラでは「鎮静法を使用した経口内視鏡検査」を、大腸カメラでは「下剤を飲まない内視鏡検査」をおこなっています。
従来の検査に負担を感じていた方でも気軽に受診できるように努めているので、お気軽にご相談ください。

内視鏡検査に関するQ&Aコーナー

ここからは、よくある疑問に関して、Q&A形式でお答えしています。

Q.
服用している薬があるときはどうしたらいいですか?

A.
現在定期的に服用している薬があるときには、お薬手帳やお薬の情報書などを初診時にご用意ください。
検査の前日~当日などの服用に関しては、初診時にご説明いたします。

Q.
内視鏡検査前に、血液検査は必要ですか?

A.
当院では、内視鏡検査前に血液検査をおこなっています。
検査当日から半年以内に健康診断などで血液検査をしているときにはその結果で代用できるので、ぜひお持ちください。

Q.
飲食はどうしたらよいですか?

A.
検査前日は、夜21時を過ぎたら食事は控えてください。
繊維質が多い物は控えて、暴飲暴食は避けるようにしてください。
検査当日は、朝食を食べずにご来院をお願いいたします。
水分摂取は、前日夜21時以降はジュースを控えて、水やお茶を服用してください。

これら以外にも気になる点があるときはいつでもお気軽にご相談ください。

まとめ

内視鏡検査は、病気の早期発見・早期治療に有用な検査方法です。
当院では、患者様の負担を軽減するためにさまざまな工夫をしています。
静岡県浜松市で内視鏡検査を受けてみたいときには、ぜひお気軽にお電話にてお問い合わせください。


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