消化器内科 院長コラム

お酒の量が増えたと感じたら?注意したい消化器の病気とは

投稿日:2022年1月11日 更新日:

静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック
市野検診センター(人間ドック)、院長の鈴木淳司です。

年末年始になると、さまざまな場面でアルコールを摂取する機会が増えてきます。
しかし、過度な飲酒をしたときには体の中でさまざまな病気にかかるリスクが高くなることをご存じでしょうか。
ここからは、アルコール好きな方にこそ知っておいていただきたい消化器の病気について紹介します。

診断の様子

適度な飲酒量を守っていますか?

そもそも、適度な飲酒量はどのぐらいなのでしょうか。
厚生労働省が定めた「健康日本21」ではビールで500mL、日本酒で1合が適量と言われています。
ただし、必ずしもすべての人にとってこの量が適量とはいえません。
それは、アルコールに対する体質が人それぞれ異なるためです。

たとえば、少しの量でも酔いやすい方や、女性の場合はこれより少ない量であってもアルコールの摂取が体に大きな負担となることがわかっています。
そのためアルコールに酔いやすい体質の方や女性の場合はとくに過度の飲酒に注意すべきといえるのです。

過度な飲酒で起こる消化器疾患

過度な飲酒をしたときには、体にとって大きな負担となります。
ここでは、代表的な消化器疾患について紹介します。

肝障害

アルコールは肝臓で分解されるため、過度の飲酒をしたときには、肝臓に大きな負担となります。
それが続いてしまうと、アルコールが原因で働かされすぎた肝臓が、病気になってしまう可能性があります。
アルコールが原因の肝障害として代表的なものには、肝炎、脂肪肝、肝硬変などがあります。
これらの病気によって肝臓の働きが悪くなったとしても、肝臓は痛みを感じることがないためなかなか気がつきにくいのです。

膵障害

アルコールを摂取すると膵臓(すいぞう)が刺激を受けて膵液を出します。
過度なアルコールにより多量の膵液が分泌されたり膵臓の細胞が傷つけられたりすると、膵炎などの病気になるかもしれません。

食道炎

口から入ったアルコールは、口や食道を通ってから体の中へ入り吸収されます。
過度にアルコールを摂取することで食道の動きが低下することも考えられます。
そうなると胃酸が逆流しやすい状態となり、胃酸の刺激によってただれてしまった食道が炎症してしまうこともあります。

消化器系のがん

アルコールには発がん性があるのをご存じでしょうか。
多量に飲酒する場合以外にも、とくにアルコールに弱い体質の場合には少量の飲酒であっても口腔がん・咽頭がん・食道がんなど各種がんの原因となることがあります。

消化器疾患が不安なときには

「飲酒する機会が多い方」、「女性の方」、「アルコールに弱い体質の方」などはアルコールを摂取することが体にとって大きな負担となっているかもしれません。
とくにアルコールの摂取はさまざまな消化器疾患の原因となりがちです。
健康状態が不安なときには、消化器内科を受診して各種検査を受けてみてはいかがでしょうか。

当院では、内視鏡検査・超音波検査・マルチスライスCTなどによりさまざまな消化器疾患に対応しています。
原因不明の体調不良があるとき、飲酒量が増えて心配なときにはぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

年末年始や新年度などには、どうしても飲酒の機会が増えてしまいます。
適切な飲酒量は、目安としてビール500mL、日本酒1合と言われていますが、アルコールに強い体質かどうかは一人ひとりで異なります。
体にとって負担となる過度な飲酒を続けたときには、各種消化器疾患にかかりやすくなります。
飲酒が好きな方、アルコールに弱い体質の方など消化器疾患が心配なときには、定期的な検査がオススメです。

静岡県浜松市にある当院は、各種検査機器を使って消化器疾患の検査や治療をおこなっています。
原因不明の体調不良や定期健診でなんらかの指摘を受けたときなど健康状態が気になるときには、いつでもご相談ください。

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