スタッフの違い
静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック、院長の鈴木淳司です。
胃カメラの検査は、検査用のカメラを口や鼻から胃・十二指腸まで挿入していきます。
カメラが咽喉を通るとき、「オエッ」と吐き出しそうになることが少なくありません。
そのため、胃カメラの検査を受けるとなると、不安になる方が多いでしょう。
ひどくてたまらなかったという方もいれば、全然ひどくなく、楽にできたという方もいます。
どうしてこんな違いがあるのでしょうか。
胃カメラの検査を安心して、身体になるべく負担なく受けられるかどうかは、担当する医師の技術の差もあります。
しかし、それ以上に違ってくるのが、医師をサポートする看護師やスタッフのスキルの違いです。
胃カメラを楽に受けるには、できるだけリラックスした状態のままでいることがコツです。
そのために、検査中の声かけ、胃カメラが通りやすい姿勢を保てるようにする、背中をさするなどのサポートが重要です。
これができるのは経験豊富な看護師やスタッフです。
医師の技術だけでは、スムーズに胃カメラの検査はおこなえません。
胃カメラを受ける病院・クリニックの選び方のポイントに、経験豊富な医師だけではなく、看護師やスタッフも経験豊富であることがあげられます。
設備の違い
胃カメラは、どの病院・クリニックも同じような機種だと思われるかもしれません。
胃カメラもスマホ同様、日々バーションアップしています。
カメラ自体が細くコンパクトになり、挿入時の身体への負担が少なくなっていたり、カメラの性能もアップし画像がより鮮明になっていたりしています。
また、形状も口からカメラを挿入する経口のもの、鼻から挿入する経鼻のものがあります。
「鼻から挿入する胃カメラのほうが楽」と言われる方が比較的多いですが、どちらにもメリット、デメリットがあります。
なるべく身体への負担がないことを重視しがちですが、より精度の高い検査を受けたいのであれば、胃カメラの挿入方法ではなく、精度の高い胃カメラを使用している病院・クリニックであることが大切です。
なるべく身体への負担をかけないようにする処置の違い
よく「全身麻酔で胃カメラ検査をしたから、寝ていて検査の記憶がなく、身体への負担もなかった」とおっしゃる方がいます。
しかし胃カメラの検査は全身麻酔ではおこないません。
鎮静剤を静脈注射することで、不安や緊張を鎮め、うとうとした状態で胃カメラの検査を受けたことを「全身麻酔で胃カメラをした」と言われることが多いのです。
鎮静剤を使用することでどんなメリットがあるのでしょうか。
まずは、身体への負担や不安を軽減できます。
緊張も緩める効果があるので、胃カメラ挿入時のオエッとなる嘔吐反射が少なくなります。
また、鎮静剤が効いていると不快感が少なく、より詳細に胃の観察ができます。
鎮静剤を使うデメリットは、検査後しっかりと目が覚めるまで時間がかかり、安静が必要なことです。
しかし、使用する鎮静剤により検査終了とともに目が覚め、眠気やふらつきがほとんどない場合もあります。
まとめ
胃カメラは、健診だけでなく腹痛などの症状を持った方が受ける検査です。
検査用のカメラを口や鼻から胃・十二指腸まで挿入する検査なので、咽喉の違和感、吐き出しそうになるなどの反応はどうしてもあります。
しかし、なるべくなら身体への負担は少なくしたいものです。
浜松市にある当院ATSUSHIメディカルクリニックは、年間3,000例以上の内視鏡検査をおこなってきた熟練の技術を持つ経験豊富な医師が検査し、また、医師をサポートする看護師やスタッフも胃カメラ介助の経験が豊富です。
さらに静岡県内の医療機関として初めて、次世代の内視鏡システムであるオリンパ社最上位機種を導入しており、設備も充実しています。
鎮静方法も検査終了とともにすっきりと目が覚める薬剤を使用しているので、検査後の安静時間も少なく、すぐに帰宅することもできます。