消化器内科での診察はどのようなことをするの?
消化器内科では、口から肛門までの食道・胃・小腸・大腸などの消化管と実質臓器である肝臓・胆のう・膵臓を診察します。
初診の診察では、まず患者様の現在の症状や健康歴についての問診をします。
腹痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、便秘、下痢などの現在の症状について、いつ頃からあるのか、その症状はどんなときに起きるのか、どれくらいの強さのものか、食欲はあるかなどを聞きます。
また、過去に胃潰瘍、逆流性食道炎、がんなど消化器系の疾患にかかったことがあるかといった質問をします。
その上で、腹部の触診、聴診などを行います。
さらに必要に応じて、採血、尿検査、腹部レントゲン検査、腹部エコー検査、胃カメラ検査、大腸カメラ検査などをおこないます。
検査は、診察を受けたその日にできるものもあれば、予約して後日改めて検査をするものもあります。
消化器内科に受診する前日の食事はどうしたらいいの?
消化器内科を受診する前日は、普通に食事ができるのではあれば、特に食事制限などする必要はありません。
ただ、受診前夜に夜遅くまで飲んで、〆のラーメンを食べるような不摂生は、翌日までお腹の中に食べ物が残ってしまうことが多いので、やめておいたほうがいいでしょう。
胃カメラ・大腸カメラ検査などの予約がある場合は、事前に前日の食事についての説明があります。
きちんと説明を守って受診して下さい。
特に大腸カメラ検査の場合、食事を摂ってから便として排泄されるまでに時間がかかります。
そのため、検査前日には消化の良いものにしておく必要があります。
脂っこいもの、糖質の多い物、キノコ類、こんにゃく、海藻は控えて下さい。
胃カメラ検査の場合は、夜21時以降の食事を控える必要があります。
事前に胃カメラ・大腸カメラ検査前の食事の注意点として説明があるので、注意点に気をつけた食事にして下さい。
消化器内科に受診する当日の食事はどうしたらいいの?
腹痛、吐き気、嘔吐、胸やけ、便秘、下痢などの症状があり、初めて消化器内科を受診する場合は、当日の食事は控えておくといいです。
胃カメラなどの検査は受診当日に食事をしていると、検査できない場合があります。
食事を摂っていなければ、当日検査できる場合もあるので、初めて受診する日は、食事を控えての受診をおすすめします。
胃カメラ・大腸カメラ検査が予定となっている場合は、事前の説明どおりに検査当日の食事・水分は控えて下さい。
糖尿病・心臓病・高血圧などで内服治療をしている場合は、薬の服用については検査前の指示どおりに行って下さい。
自己判断で中止や服薬は行わないで下さい。
まとめ
消化器内科を受診したときは問診の後、採血など何らかの検査をする場合が多いです。
おこなう検査によっては、食事によって検査結果に影響を及ぼしたりする場合があります。そのため、受診前の食事に少し気をつける必要があります。
基本的には当日の朝食は食べずに受診するほうが望ましいです。
事前の問診で食事をした時間を確認されることもあるので、食事をした時間も覚えておくといいでしょう。
また、予約再診の場合は、次回行われる検査についての説明があるので、その際に受診前の食事についての説明があるので、その注意に従って下さい。
胃カメラ・大腸カメラ検査の場合は、前日からの食事に注意する必要があるので、検査の説明を十分に注意して受診して下さい。
消化器内科の受診の際は、診察・検査がスムーズに行われるよう、食事に関して食べた時間などちょっとした注意をしておくと安心です。