ブログ 胃カメラ 院長コラム

胃カメラ検査を苦しくない受け方はあるの?

投稿日:2025年1月22日 更新日:

胃カメラ検査の流れ

病院やクリニックで受ける検査の種類はさまざまですが、すぐにできる採血も多少痛みが伴いますし、
検査全般イヤだなと思っていらっしゃる方は多いでしょう。
特に胃カメラ検査は事前準備も必要な上、口または鼻からカメラを挿入するので、
喉の違和感、オエッとなる嘔吐反射があります。
受けなくてもいいのなら、受けたくないと思う方が多い検査の一つです。

考え事をしている女性

苦痛を伴う検査だと思われている胃カメラ検査ですが、これから受けるという方はどのようにして始まり、
どういった流れで検査が終了するのか気になることでしょう。
まずは一連の流れをお伝えします。

胃カメラ検査は、基本的に当日いきなり検査することはできません。
胃の中を空にする必要があるので、検査前日の夜9時以降の食事は控えなければなりません。

水は当日朝まで飲んでも良いですが、牛乳、コーヒー、お茶、ジュースなどは夜9時以降控えて下さい。
当日は、検査の前に胃をきれいにするための消泡剤を飲みます。
口からの検査の場合、喉の奥の麻酔をかけるための薬を喉にため、飲み込むか吐き出します。
鼻からの検査の場合、カメラの通過をよくするための薬を噴霧し、
スプレーやスティックで鼻の麻酔をします。
準備が終わったら、検査が始まります。
胃カメラを挿入したら、食道、胃、十二指腸の順に検査をしていきます。
検査時間は5分程度、長くても10分程度で終わります。

胃カメラ検査を苦しくないようにするには?

できるだけ緊張を減らすことが大切です。
まずは、体を締め付けるような衣類は避けます。
基本的に私服のまま検査を受けることになるので、腹巻、ボディスーツ、ガードルなどは着用せず、
スウェットなどラフな格好がおすすめです。
胃カメラ検査は検査台に左横向きになって受けます。
横になったとき、ズボンの紐、ベルトなど体を締め付けるようなものがあれば、緩めておきます。
検査中はどうしても体に力が入ってしまいます。
検査担当の看護師も「肩の力を抜いて」と声をかけることが多いです。
まずは、ストンと肩の力を落として下さい。
その後はゆっくりと深呼吸を繰り返します。
そうすることで体の力も抜け、カメラの挿入もスムーズに進みます。
カメラが胃まで挿入されると、胃の中の観察のため、空気を入れて胃を膨らませます。
このときにゲップをしてしまうとしっかりと観察ができないので、ゲップは我慢します。

一瞬息を止めることでゲップは我慢しやすくなります。

浜松市のATSUSHIメディカルクリニックの胃カメラの特徴

胃カメラ検査の一番の苦痛は、カメラが挿入されるときです。カメラが喉を通るとき、
違和感、オエッとなる嘔吐反射を強く感じる方が多くいらっしゃいます。
浜松市にある当院ATSUSHIメディカルクリニックでは、その苦痛をなるべく少なくするために、
口からではなく鼻から挿入する胃カメラで検査を積極的におこなっています。

喉の麻酔をすることなく検査ができるので、麻酔薬の苦い思いをすることもありません。

また、質の高い鎮静法を使って検査をするので、麻酔が効いている間に胃カメラ検査が終了し、
検査後5分ほどで目が覚めます。

麻酔が切れた後もふらつきなどが少なくてすみます。
当院ではこのように、なるべく苦痛を伴わない胃カメラ検査を受けることができるよう、
さまざまな工夫をしています。

ATSUSHIメディカルクリニック外観

まとめ

お腹の症状があるときだけではなく、人間ドックや検診で受けることがある胃カメラ検査。
「苦しい検査」というイメージがありますが、さまざまな工夫により苦痛が少なく、
検査を受けられるようになってきています。
胃がんなどの病気の早期発見には、胃カメラ検査は欠かすことのできない検査です。
お腹に異変など自覚症状がなくても、人間ドックや検診などで定期的に受けるようにしましょう。

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