大腸カメラ検査の流れ
大腸カメラ検査は、肛門からカメラを挿入して内側から大腸の様子を直接観察する検査です。
大腸カメラ検査の基本の流れは下剤を飲んで腸の中をきれいにし、肛門からカメラを腸の一番奥まで入れて抜きながら大腸の中を観察していく流れとなっています。
検査の前に腸の中をきれいにする必要があるので、いきなり大腸カメラ検査を受けることはできません。
事前の準備が必要になります。
まずは検査2日前から消化の悪い食材は避けてください。
特に避けてほしい食材は、昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類、ごま、キウイフルーツ、
イチゴなど小さい種のあるもの、食物繊維の多いきのこ類、ごぼう、さつまいもなどです。
検査前日は19時までに夕食を済ませてください。
夕食はおかゆや素うどんのみで、おかずは食べないで下さい。
19時以降は、水、お茶、果肉の入っていない透明なジュースであれば制限なく摂取できます。
寝る前に指示された下剤を服用していただきます。
検査当日は、朝9時ごろから指示に従って下剤を服用します。
服用後2~3時間くらいで透明な便になってきたら、検査前準備が終了となり、
いよいよ大腸カメラ検査となります。
検査着に着替え、鎮静剤の注射をしてから、肛門からカメラを挿入して大腸内を観察していきます。
切除可能なポリープが見つかった場合は、その場で切除し、生検をします。
検査時間はだいたい20~30分程度です。
検査後、しばらく安静にし、検査結果を聞いて終了となります。
大腸カメラ検査を苦しくないようにするには?
先に説明した大腸カメラ検査の流れを聞くと、「大変そうな検査」「肛門からカメラを入れるなんて痛そう、苦しそう」など苦しさがイメージされがちです。
確かに寝ているうちにできる検査ではなく、多少の苦痛が伴う検査です。
日本人のがん罹患率の一番高いがんは大腸がんです。
大腸がんを発見するには、大腸カメラ検査は避けて通れない検査になります。
では、苦痛のある大腸カメラ検査を苦しくないようにするにはどうしたらいいでしょうか。
大腸カメラ検査の負担として大きなものは、事前準備のための下剤服用、カメラの挿入、
観察時に空気を入れるときにお腹が張ることです。
大腸の中を空にしないと大腸カメラ検査はできません。
そのため下剤は大腸カメラ検査には欠かせないものです。
大腸カメラ検査のための下剤、腸管洗浄剤はいくつか種類があるので自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
カメラを挿入するときの違和感については、緊張してお腹に力が入っているとカメラを挿入しにくくなるので、できるだけ体の力を抜いてリラックスするのがコツです。
また、検査中は体の向きを変えたり、息を止めたりを指示されます。
この指示どおりに体を動かすことでカメラが挿入しやすくなります。
しっかりと指示を聞きとれるようにしましょう。
検査中、観察のため空気を入れることがあります。
そのため、おならが出そうになったら我慢せずに出してしまっても大丈夫です。
この点に気を配ることで比較的スムーズに大腸カメラ検査を受けることができます。
浜松市のATSUSHIメディカルクリニックの大腸カメラ検査の特徴
いろいろ工夫しても苦痛が伴うのが大腸カメラ検査です。
大腸カメラ検査は内視鏡医の技術によって違和感の感じ方も異なってきます。
浜松市のATSUSHIメディカルクリニックでは、熟練した内視鏡専門医が検査を行うので、
検査時間も10分程度で終了し、多くの患者様が「こんなに楽なのか」と驚かれるほどです。
また、検査前の下剤も麻酔で鎮静した後、胃カメラで直接十二指腸に注入する下剤を飲まない検査を受けることができます。
まとめ
大腸がんの早期発見などのために大腸カメラ検査は大切な検査です。
しかし、できるなら受けたくない検査と考える方が少なくありません。
浜松市のATSUSHIメディカルクリニックでは、そんな苦痛を少なくし、大腸カメラ検査を受けることへのハードルを下げています。