静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック
市野検診センター(人間ドック)、院長の鈴木淳司です。
なんとなく胃の辺りがスッキリしないような感覚になったことはありませんか。
市販の胃薬を飲んでも落ち着かない胃もたれがあるときには、なんらかの病気が隠れていることも考えられます。
ここでは、胃もたれの原因と内視鏡検査でわかることについて紹介します。
とくにしばらく胃の検査を受けてないときには、今回の内容を参考にしてみてください。
胃もたれはなぜ起こる?
胃もたれは、食後や空腹時に胃のあたりがムカムカしてなんとなく重たいと感じるような症状です。
よくある胃もたれの原因についてそれぞれ確認しましょう。
暴飲暴食
食べ物は胃で小さく分解された後に小腸へと送り出されます。
このとき肉類や脂ものなど消化に悪い食べ物を食べ過ぎると胃もたれが起こるのです。
またアルコールを飲み過ぎたときには、肝臓でのアルコールの代謝が上手にできずアセトアルデヒドという物質が体に留まりやすくなります。
この物質によっても二日酔いのような気分の悪さや胃もたれになることがあります。
加齢
胃はぜん動運動によって食べ物を分解して小腸へ送り出す働きがあります。
しかし、年齢を重ねると若いときに比べて胃の働きはどうしても弱くなってしまうのです。
食べ物の消化に時間がかかると、胃もたれを起こしやすくなります。
ストレス
胃は自律神経によって働きを調節されています。
慢性的で過度なストレスを受けたときには、自律神経のバランスが乱れやすくなってしまいます。
胃が上手に働けない結果として胃もたれしやすくなるのです。
胃の動きが悪くなると胃もたれに
胃もたれが起こりやすい状況について、さらに詳しく確認してみましょう。
正常な胃では、食べ物が入った後には食べ物をしっかり消化して胃に送り出します。
しかし、暴飲暴食などによって胃の許容量を超えた食べ物が入ってきたときには、胃に大きな負担がかかり消化が追いつかなくなってしまいます。
このような時には、暴飲暴食は控えて胃をいたわりましょう。
胃の中には食べ物を分解する胃酸と胃を守るための胃粘膜があります。
しかし、ストレスなどにより自律神経のバランスが乱れてしまうと、胃酸の量が増えたり胃粘膜がうまく働かなくなったりします。
そうなると空腹時であっても胃粘膜が荒れやすくなり胃もたれを起こしてしまうのです。
胃もたれが気になるときは内視鏡検査
胃もたれは、さまざまな病気によっても起こることがあります。
たとえば胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、胃がんなどです。
胃薬などを飲んでも胃もたれの症状が治まらないときには、もしかするとこれらの病気が隠れているかもしれません。
胃もたれが気になるときには、胃の状態を直接確認できる内視鏡検査がオススメです。
当院では、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日受診できます。
はじめての方でも快適に検査が受けられる体制を整えていますので、これまで内視鏡検査を受けたことがない方も安心してご相談ください。
まとめ
胃もたれはさまざまな原因によって起こることがわかっています。
食べ物の消化や吸収がうまくできなくなると、ムカつきや不快感などの症状が起こってしまいます。
また、自律神経のバランスが乱れることでも胃もたれは起こりやすくなります。
さらに胃もたれは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、逆流性食道炎などの病気によっても引き起こされます。
これらの病気を早期発見するためには、内視鏡検査の利用がオススメです。
静岡県浜松市にある当院では、胃大腸内視鏡検査をおこなっています。
「胃もたれが気になる方」、「薬を飲んでも症状が落ち着かない方」、「胃の調子が気になる方」は、いつでもお気軽にお問い合わせください。