内視鏡検査 大腸カメラ 院長コラム

大腸カメラ検査前日の食事のポイント

投稿日:2023年10月24日 更新日:

大腸カメラ検査前日の食事の注意事項

大腸カメラ検査は、検査前の準備として大腸を空にすることが必要です。
下剤を飲んで大腸を空にするので、多少なり身体への負担があります。
大腸カメラ検査はいきなりできる検査ではなく、大腸を空にするための事前準備が必要です。
そのため、検査前日の食事にも注意が必要です

では、実際に大腸カメラ検査前の食事はどのようなことに注意していけばいいでしょうか。
まずは、消化のよいものを選んでいただくことが大切です。
主食では、ごはん、おかゆ、うどん、そうめん、ドライフルーツやナッツ類の入っていないパンです。
魚介類は、タイ・ヒラメ・カレイ・タラなど脂肪の少ない白身魚、はんぺん、ちくわ、魚肉ソーセージです。
肉類は皮を除いた鶏肉、ヒレ肉、モモ肉など脂肪の少ない赤身の豚肉、牛肉です。
卵、豆腐、豆乳、じゃがいも、長イモ、熟したバナナも食べても大丈夫です。
基本的に脂っぽいものは避けて下さい。

おかゆ

大腸カメラ検査前日に食べてはいけないもの

大腸に残ってしまうものは、大腸カメラ検査前日には食べてはいけません。
食物繊維の多い野菜、果物の皮や種、ドライフルーツ、ごま、ナッツ類、きのこ類、海藻類は、胃で消化されず、大腸まで到達する食材です。
そのため、検査前日には食べないで下さい。
麺類もそば、ラーメンは食べてはいけません。
ベーコンやソーセージなど脂身の多い肉も消化がよくないので、食べないでください。
基本的に体によいと言われるもの、脂っこいもの、乳製品は食べてはいけない食品です。
また、気をつけていただきたいのが漬物、納豆です。
少量でも消化に時間がかかるので、控えて下さい。
主食にパンを選ぶ場合は、バターやジャムをつけずに召し上がって下さい。
野菜ジュースや果肉入りジュースなど透明でないジュースもいけません。
あとは小腹が空いたとき食べてしまいがちなスナック菓子も脂分が多いので食べないで下さい。
豆腐や豆乳は食べてもいい食材ですが、食物繊維の多いおからは避けましょう。
食べてはいけないものは、ほんの少しぐらいなら大丈夫かなと思ってしまいがちですが、
少しでも大腸に残ってしまいます。
検査前日は食べないように気を付けて下さい。

大腸カメラ検査を受けるときに知っておいてほしい食事の条件

大腸カメラ検査前日の食事は、消化のよい食事をとっていただく必要があります。
消化のよい食事とは、胃に留まる時間が短い、胃腸に負担をかけない、食物繊維や脂肪の少ないものがその条件になります。
調理するときも消化がよくなるよう、柔らかく煮たりつぶしたり小さく刻んだりして下さい。
うどんは、生姜や一味・七味を入れたくなりますが、香辛料は粒が残ってしまうので入れないで下さい。

まとめ

大腸カメラ検査は、前日から食事に気をつけ、大腸を空にするための準備をする必要があります。
「どうせ大腸を空にするなら、我慢して食事を摂らなければいいんじゃないの」と思われるかもしれません。
食事を抜いてしまうと、腸の動きが悪くなり、下剤を使用してもなかなか大腸がきれいにならないのです。
また、食事を抜くことで脱水にもなりやすく、気分が悪くなったりする場合もあります。
そのようなことにならないよう、大腸カメラ検査前日も先に紹介したことに気をつけて、3食きちんととることが大切です。
また、ほんの少しならいいかなと思われがちですが、少しだけでも大腸に残ってしまいます。
前日に食べてはいけないものを食べてしまうと、十分な検査にならなくなってしまう可能性があります。
大腸カメラ検査前日の食事は、食べてはいけないものに十分注意して下さい。

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