人間ドック

人間ドックで受けた方がいい検査はどれ?年齢別のオススメ検査とは

投稿日:2022年5月21日 更新日:

静岡県浜松市のATSUSHIメディカルクリニック
市野検診センター(人間ドック)、院長の鈴木淳司です。

各企業などで定期的に実施されている健康診断では、一般的な検査項目が一律で受けられます。

一方、人間ドックは自分の体調に合わせて気になる検査項目を指定して受けられるというメリットがあるのです。

年齢を重ねるにつれて、どうしてもさまざまな体の不調があらわれやすくなります。

このページでは、30~50代の方にとってオススメの検査項目について紹介します。

院長鈴木淳司

生活習慣病を発症しやすい30代

働き盛りの30代は、運動不足になりやすい環境です。

また20代よりも新陳代謝が低下した影響などにより、生活習慣病を発症しやすい世代といえます。

これまではとくに健康を意識した生活をしていなかった方も、今後の健康に備えて定期的に人間ドックを受けてみましょう。

30代にオススメの検査項目

血中脂質


外食や脂物が好きという方は、血中脂質に注目してみましょう。
血液中に脂質が多く含まれていると、それだけ動脈硬化を起こしやすくなります。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気が発生するリスクも高まります。

胃カメラ検査


胃カメラ検査は、慢性胃炎、胃がん、食道がんなどの有無を確認できます。
働き盛りでストレスをためやすい方は、定期的に胃カメラ検査を受けるとよいでしょう。

超音波検査


飲酒が好きな方は、肝臓の状態を検査できる超音波検査がオススメです。
肝臓は、なんらかの問題が起こっていたとしても、自覚症状があらわれにくい臓器です。
アルコールが原因の生活習慣病が気になるときは、積極的に検査を受けるようにしましょう。

浮かない表情の男性

さまざまな病気のリスクがある40代

30代で見過ごされてきた不調は、40代になって病気として発症することもあります。

1年に1回など定期的に人間ドックを受診して、健康状態を確認するとよいでしょう。

40代にオススメの検査項目

血糖値


血液中にどのぐらいの糖分が含まれているのかを調べる検査です。
血糖値が高いとそれだけ血液がドロドロしているため、血管に負担がかかっています。
高血糖状態が続いてしまうと、糖尿病や糖尿病の合併症を発症しやすくなるため注意しましょう。

胃カメラ、大腸カメラ


40代は、胃カメラに加えて大腸カメラまで受けると安心です。
胃がん、食道がん、大腸がんは早期発見・早期治療が有用です。
大腸カメラに抵抗がある方は、まずは便潜血検査を受けるのもよいでしょう。

超音波検査


肝臓がん、脂肪肝、胆石などの自覚症状に乏しい病気を見つけたいときには、超音波検査が向いています。
30代に人間ドックを受けた経験のある方は、40代以降も引き続き定期的な超音波検査を受けるようにしましょう。

重大な病気を見つけたい50代

50代になると、体のあちこちに不調を感じることでしょう。
加齢によるものだと考えていた不調が、実は重大な病気が隠れている可能性もあります。

人間ドックで全身を再度検査してみるとよいでしょう。

50代にオススメの検査項目

基本的な健診項目を再度確認


まずは血圧、血糖値、脂質などの健診項目を再度確認してみましょう。
これまでは指摘されなかった項目も、加齢にともなって状態が変化しているかもしれません。
とくに動脈硬化の進行が分かる上記の検査項目が悪化していたときには、正常値を目標とした薬を使ったコントロールも必要です。
基本的な健診項目を定期的に見直して、将来の重大な病気の発生を防ぎましょう。

各種腫瘍マーカー


腫瘍マーカーは、がんが発生しているかもしれない臓器を教えてくれる大切な検査です。
人間ドックでは追加料金が必要となるオプション項目に設定されていることもあります。

もしもがんの発生が気になるときには、積極的に受けたい検査といえるでしょう。
とくに男性の場合、自覚症状に乏しい前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA検査は、定期的に検査すべき項目といえます。

まとめ

静岡県浜松市にある当院は、人間ドックの日帰りプランを複数準備しています。

とくにこれまで人間ドックを受けたことがない方は、まずは一度人間ドックを受けるのがオススメです。

今回紹介した以外の年代であっても、人間ドックが気になる方はいつでもご相談ください。

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